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日本生命セ・パ交流戦ニュース

2011/06/15

2011年 日本生命セ・パ交流戦 優勝 福岡ソフトバンクホークス
















 最後の打者、和田を見逃し三振に打ち取った守護神・馬原のもとへ、穏やかな笑顔をたたえた選手たちが集まった。6月15日、ナゴヤドーム。日本生命セ・パ交流戦で、2年ぶり、史上最多となる3度目の勝率1位の栄冠に輝いたのは福岡ソフトバンクだった。ただ、ナインには過去の優勝時のような爆発的歓喜はない。17勝2敗2分け、勝率・895。まさしく「王者」の余裕と風格が漂う、圧倒的勝利である。この日、日本生命セ・パ交流戦歴代トップの22勝目(今季6勝目)を挙げた先発・和田からウイニングボールを受け取った秋山監督は、「1戦1戦、大事に戦った、その積み重ね。選手たちが集中して、自分の仕事をしてくれた」と勝因を語った。

 相手が昨季セ・リーグ王者の中日、しかも重圧のかかるアウェーでの一戦だったが、勢いに乗るホークスには関係がない。初回、相手先発・チェンの立ち上がりを攻め立て、一死二塁から三番・内川が、この交流戦トップとなる5本目の先制打を中前へ運び1点目。3回一死二塁で、またもや内川のタイムリーが飛び出し2点目を挙げると、6回には無死満塁から一挙3点を追加し、勝負を決定づけた。投げては先発・和田が7回を1失点。救援陣が詰め寄られはしたものの、5対3で逃げ切り、日本生命セ・パ交流戦7年目のゴールテープを切った。

 日本生命セ・パ交流戦勝率1位の原動力、それは間違いなく先発投手陣にあった。杉内、和田のW左腕エースに加え、右のホールトンに攝津、そして若きサウスポー・山田と5本柱が抜群の安定感を発揮。5月18日(広島戦・ヤフードーム)から21日(阪神戦・同)まで、ホールトン、山田、杉内と3試合連続で先発投手がシャットアウト勝ちし、これで勢いに乗ったチームは、引き分けを挟み10連勝を挙げ独走態勢を築いた。特に山田は、3試合を投げ、無傷の3勝、防御率は0・39という素晴らしい数字を残した。

 先発がゲームメーキングをできれば、あとは先制点を奪い、試合を優位に進めるのみ。この日の中日戦のような先行逃げ切り勝ちは14。一、二番が出塁→得点圏へ進み、内川らクリーンアップがかえす、シンプルな得点パターンを実践。また、他球団とは違う豊富な戦力を見せつけたのが代打起用だ。5月26日の巨人戦(東京ドーム)では、松中、カブレラの豪華代打起用で逆転劇を演出。実績のある・なしにかかわらず、指揮官の言う「自分の役割を果たす」ことを全員が実践したのだ。

 しかし、まだ大命題が残っている。「われわれには大きな目標がある」(秋山監督)。この日本生命セ・パ交流戦で得た勢いを弾みに、リーグ連覇、そして昨年成し得なかった日本一の栄光へ、ホークスは突き進む。

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