

<Q1>今季で6年目を迎えた日本生命セ・パ交流戦。この期間をペナントレースを戦う上でどのような期間と位置付けていますか?
順位にものすごく影響力があるので、交流戦は本当に重要です。リーグ戦のときは半分勝利して半分は負けることになります。しかし、違うリーグが相手だと、たとえばウチだけ負けてほか5チームが全部勝利することがあります。そうなると、順位に大きな変化が出る可能性がありますね。そして2連戦も交流戦の特徴。普段は長いと6連戦や9連戦になることがありますが、交流線は5連戦以上がありません。連戦が少なければこちらも相手も良い投手をどんどん起用していけます。
<Q2>先発投手の起用が大きなポイントの一つと思いますが、就任された08、09年と実際にさい配をふってきてみて、今年はどのように先発起用をしていこうとお考えでしょうか?
昨年までは先発の頭数6人がそろいませんでしたが、石川(雅規)、館山(昌平)と勝ち星をある程度計算できる柱となる投手がいて、良い投手をどんどん回せる交流戦には適していました。交流戦では絶対的な投手2、3枚いるほうがいいですよね。ただ今季は力量の近い投手が多く、ずば抜けているわけではありません。また、石川がちょっと勝ち運に恵まれていませんが、彼本来の持ち味が全然出ていないわけではありません。
<Q3>打線に関してはいかがでしょうか。交流戦ではパの本拠地ではDH制があります。
セ・リーグの監督にとって、投手の継投や打順、守備位置変更など考えることが多いです。DH制によってさまざまな作戦も変わってくるでしょう。投手の調子だけを見て戦えるので監督としてはやりやすいです。中軸が当初、青木(宣親)、デントナ、ガイエルで考えていたのですが、肝心の四番がちょっとね。打てる人を使っていくしかないです。
<Q4>過去5年間戦ってきて、パ・リーグのデータも蓄積されたと思いますが、いかがでしょうか?
交流戦は短期ですからね。これまでのデータもありますが、新戦力が加わり投手や野手も昨年と違った形になって、今年の戦い方になっているのではないでしょうか。日本ハムのように、昨年は良かったのに今年はなかなかといったチームもあるでしょうし。その時の状態を見ながらぶつかっていきます。昨年我々は交流戦2位。ただ、昨年のように絶対的な投手がいませんから、それがどう出るかですね。
<Q5>「ファンのために」を合言葉に2005年から始まった日本生命セ・パ交流戦。自チームのファンはもちろん、他リーグのファンに、どのようなところに注目してみて欲しいですか? ファンへのメッセージをお願いします。
これまでウチは機動力と言われてきましたが、川島慶が離脱し(今季右ヒジを手術)、福地が開幕直後に左ふくらはぎ痛で約1カ月抹消になるなど、今季は走れるメンバーがなかなかそろいません。機動力がなければその分大砲でガンガン打てる打線かと言えば、そういうわけでもありません。今のところは相手にプレッシャーをかけられるようないやらしさがなく、やや中途半端な攻撃になっています。なんとかこれを整えていきたい。大砲でいくか、小粒でもいいから機動力でいくか、戦い方を打ち出していかないとですね。メンバーが固まっていけばそれも出てくると思います。投手陣が踏ん張ってくれているので、接戦をモノにするような戦い方を見てもらえればと思います。
【監督プロフィール】
高田 繁(たかだしげる)/生年月日:1945年7月24日/身長・体重:173cm・70kg/出身:大阪府
経歴:浪商高-明大-巨人68年~80年-日本ハム監督85年~88年-巨人コーチ92年-巨人二軍監督96年~01年-ヤクルト08年~
※このコメントは、2010年5月12日時点のものです。









